「あの絵たちをニューヨークで発表してみない?」 ジュンスカの編集が佳境に入った頃、ニューヨークに住む妹分の旅人、ヘレンから誘いがきた。 彼女は4月からマンハッタンのSOHOのギャラリーを一ヶ月間借りて、各地からアーチストを集めてイベントを企画しているという。 「行くぜぃ!」 バルカン半島の旅を決めた時のように、詳しいことを聞く前に即答した。 絵は、初めての旅のことを描いたもの。 いつか発表したいとずっと思ってたけど、まさかニューヨークで実現する事になるなんて‥
が、このイベントのテーマだという。 「だったらオレのバルカン半島の旅の映像も上映させてよ」 逆にヘレンに話を持ちかけた。
←ジュンスカとの旅の途中で出会ったフランス人のデザイナー、ピエールが作ってくれたバルカン半島のPR用DVDのジャケット。 「旅はおれにとって、魂が裸になるための、野生に戻るための行為でもあるんだ!」 と、適当な言葉を並べてヘレンを言いくるめ、「そうね」と彼女はまんまとのってきた。 こうして、絵のみならずバルカン半島の映像もSOHOで上映させてもらう事になった。 先日、メディアに発表するためのこのイベントの文字情報が送られてきたのだけど、おれの紹介は「ボヘミアン・トラベル・フィルム・メーカー」(流浪の旅の映像作家)となっていて、もはや絵のことには何も触れてなかった‥ とにかく、これで嫌でも映像を完成させて発表しない訳にはいかなくなった。 背水の陣だぜ〜。つべこべ言わずにリングに上がるんだ。
原宿の片隅からSOHOへ ヘレンとの出会いのキッカケは、数年前の日曜日、原宿の路上でガイドブックを覗き込んで困っていた彼女を助けたことだった。 それがまさかSOHOで旅の作品を発表させてもらう事に発展していくなんて、もちろん思いもよらなかった。 Jun Sky Walker(S)の撮影や、去年の彫刻の発表に続き、またこうして誘ってもらえるなんて本当にありがたい話しだ。
ってな訳で、残り少ない時間を作品作りに注いでいます。 新しい波がきたんだ。グズグズしてる時間はない。
バルカン半島の旅の作品の予告編はこちら↑
Seeds of the Wild / From Tokyo to SOHO
" Come to New York to show your paintings! "
" Now I' m organizing one group exhibition in SOHO"
My travel sister Helen called me, when I was going to finish to edit one documentary film of the Japanese rock band.
" Ok! I' ll come! " immediately I answered.
My paintings are about my first travel. Helen saw them long time ago.
I' ve wanted to show them at exhibition, one day. It was my strong wish for long time.
But never imagined to show them in SOHO!
That' s the theme of the exhibition.
" So, let me show my film of the Balkans, too! "
I asked her.
" Because travel is to be naked my soul and to be wild for me! "
I persuade her. And she agreed.
That' how I'm going to show my paintings and my film!
Wao~ There is not so much time to edit. The exhibition will start from 4th April.
Anyway, I' m excited. That's most important thing for me.
All I have to do is to catch the new groove from NYC!