もくの細道 ~ Moku no Hosomichi ~

83. 退蔵院方丈襖絵プロジェクト

以前、友人勝野大から紹介された京都のお寺のお坊さん、松山大耕くんから映像制作の依頼を受けました。

大耕は厳しい修行を終え、現在は京都にある妙心寺退蔵院の副住職。

あの映画監督マイケルムーアに座禅を指導した事もあるそうで、まさに仏教界の若きホープ！

その大耕が新たなチャレンジに挑みます。

それが今年４月から始められた

 「退蔵院方丈襖絵（ふすまえ）プロジェクト」。

400年前に建てられた重要文化財、退蔵院の襖絵（ふすまえ）を、無名の若いアーティストよって、新たに描くというものです。

「伝統を引き継ぎながら、それに寄りかからず、今を生きる者たちのベストのものを表現していきたい」という大耕の想いから生まれたプロジェクトです。

絵師に選ばれたのは、24才の村林由貴ちゃん。現在はお寺に住み込み、修行の日々をおくっています。三年がかりのプロジェクトで、絵を描くのはまだ先なのです。

ガッツのある若きアーティストがどういう襖絵を描いていくのか、楽しみです。

撮影中は、退蔵院に宿泊させて頂きました。大耕や住職、その他お坊さんたちと過ごす時間は楽しい時間でした。厳しい修行を終えたお坊さんたちは子供のように屈託なくパワーに満ちあふれていました。存在自体が輝いています。「みなさん、リンゴを食べる前のアダムとイブみたいですねー！」とおれは何度も連呼してました。

制作したPR映像はこちらです！

81. 伊藤快 with the Band, live @ Natural rhythm

随分前になりましたが、5月にシンガーソングライター、伊藤快くんに誘われてドラムを叩きました。

会場のNatural Rhythmは、富士山のふもとに流れる渓谷に、張り付いたようにある隠れ家的なカフェ。最高にゴキゲンな空間！

その野外テラスでのライブ。

快とは、もともとシタール奏者のお父さん、伊藤公朗さんのステージを撮影したのが、出会いのきっかけでした。

その合間にセッションして遊んでた事が今回のライブの参加に繋がりました。

現在おれが参加しているバンド、"八ヶ岳シャンティアジールユニオン" も、元々彼らのステージを撮影していて、その合間にセッションして遊んでた事がメンバーになるきっかけだったので、バタバタの日常で忘れてしまいがちだけど、遊ぶ余裕を心に持っているは大切ですね！

バンドのメンバーは、ONベース若干20才、柏原輝！FROM MOUNT DELICIAS（←かっこいいバンド！）若いのにいいベースを弾きます。

シタールは快の実弟の伊藤礼。普段はインドの古典音楽を演奏しています。

メンバーとは当日初めて音を出した事もあり、探り探りのステージだったけど、独特の世界を持っている伊藤快くんの音楽をご覧下さい！

まわるまわる @ Natural Rythm from Moku Teraoka on Vimeo.

80. ライブ＠Natural Rhythm

シンガーソングライター、伊藤快くんのライブでドラムを叩きます。

快の音楽は、独特なユルさと“間”があります。

場所は山梨県都留市のカフェ、『ナチュラル リズム』。

日にちは、5月14日（土）17:00 open、18:00 start。

ぜひ遊びに来てくださーい！

 

79. 福島原発の放射能汚染、問題なし！？

と言っている医学博士がいます。反論は出ていないそうです。

この話が本当なら、政府の農産物出荷停止命令や誤った情報を流すメディアはとんでもないですね。

 

稲恭宏医学博士の公演。

78. 『バルカンへ』上映会＠下北沢 " SEED SHIP "

バルカン半島のドキュメンタリー『バルカンへ』の上映会をさせて頂くことになりました！

告知します。

 

日にち：２月２５日（金）19:00 OPEN  19:30 START

場所：Workshop Lounge SEED SHIP（下北沢）

http://www.seed-ship.com/

世田谷区代沢5-32-13 露崎商店ビル３階)
tel:03-6805-2805

下北沢南口より徒歩5分
マクドナルドとみずほ銀行ATMの間の道を道なりに進み
餃子の王将まで来たら八百屋の角を左折（ピュアロードに入る)
古着のシカゴを越えて茶沢通り手前右手にある新築ビルの3階

 

料金：2,000yen/with 1drink

 

今回も映画の音楽を作ってくれた、Otoji + ray のバンド、the HIROKI とのコラボレーションです。

上映後には、彼らのゴキゲンなライブを楽しめます！

映画の方は、去年も上映しましたが、色々ブラッシュアップしました！

みなさま、ぜひお待ちしています！

会場のSEED SHIPは、オープンしたてのアートラウンジ。

表現を目指す人たちにとって、貴重な場所が誕生した！

応援したいですね！

 

 

旅のドキュメンタリー『バルカンへ』について

ビデオカメラを持ってバルカン半島（クロアチア、ボスニア、セルビア）を旅し、生まれた作品です。

オンボロのワーゲンと小さなボートで、バルカンの大地を旅しました。

この旅は、偶然出会ったノルウェー在住のボスニア難民ベキムのルーツ探しの旅。

ベキムの探していたものは、果たして見つかったのか。。。。お楽しみに〜！

↓　予告編です。

 

 

76. 上映会 @ 神２

コンクリートジャングル、東京のど真ん中に“村”があります。

旅に出る前に住んでいた町、神宮前２丁目 “神２（じんに）”。

ファッションの街、原宿の片隅には小さな飲み屋が集まって、毎晩楽しく温かい時間が流れています。

今回、古巣“神２”で 『バルカンへ』 の上映会を開いてくれる事になりました！

会場は広いガレージ。英国王室の車を磨いていたという平井さんが快く場所を貸してくれたのです。

時間がある人は是非見にきてくださーい！

「バルカンへ」上映会

９月２５（土）

場所　：　ファーストディテイリング

１７：００ OPEN

１９：３０ START

 

 

尖閣諸島

インドでヨガを習っていた頃、日々サルとの格闘だった。

奴らはいつも、おれの部屋からバナナやチャパティーを盗んでいくのだ。

「待てー！！」

と追いかけ、壁際まで追いつめるけど、最後にいつもおれが負ける。

向かい合ったとき、サルは大きな牙を剥き「フー！！」と威嚇してくる。そしておれが一瞬怯（ひる）んだ隙に、逃げてしまうのだ。

くやしかった。。。

 

ある日、いつものようにバナナを盗んだサルを追いつめた。

「今日こそ絶対に負けないぞ」　と決めていたおれは、感情をむき出しにして、『怒り』のスイッチを腹の底からONにした。

『このヤローーーーー！！！！！！！！！　フザケンナーーーーーーー！！！！！』

マジで激高した。すると、今度はサルの方が怯んで逃げていった。

サルに勝てて誇らしい気分だった！　盗まれたバナナはそのまま持っていかれたけど‥

とにかく、それ以来サルたちはおれの部屋には入って来なくなった。

 

今回の尖閣諸島沖で起きた中国の漁船による衝突事件。※来年（2011年）７月に中国の民間船１００隻で尖閣諸島を取り囲み、上陸するというキャンペーンがアメリカで行われたと聞いていたから｢いよいよ始まったな」と思った。

ハトヤマ元首相のように「東シナ海を友愛の海にする」という考えで、だれが来ても「どうぞどうぞ」というならそれもありかも知れないけど、強さのない優しさなんて世界は相手にしない。

もし領土を守りたいのなら、なり振りかまわず『怒り』のスイッチをONにするべきだ。

相手を思いやる民族＝日本人（←おれの感想）には、慣れない事だけと思うけど、強烈な意思表示が必要な時もあるのだ。

 

ちなみに尖閣諸島は１９７０年頃まで中国の地図にも日本領と記述されていた。 ところが「地下資源が眠っている」と分かった途端に「中国の領土だ」と主張を始めたのだ。

うちの庭に温泉が湧くと分かった途端に「ここはおれんちだ！」と言ってくる隣人みたいなものだ。

日本の常識では考えられない事が世界の常識だったりする。

75. This is what the Tokyo life.

1. 

この人たちは、仕事をさぼって寝ている訳ではありません。

徹夜徹夜で仕事を続け、力尽きた姿です。

プロフェッショナルな人たちがこれだけ力を出して支えてくれて、何とか仕事の作品を仕上げる事ができました。

東京はあいかわらず脱水機の中でかき回されるような時間が流れています。

ベキム

バルカン半島を一緒に旅したボスニア人の作家、ベキムは新しい本を出版しました。

本は、おれたちの旅の経験を元に書かれたもの。

その本が旧ユーゴスラビア圏で文学賞を受賞したそうです。

ベオグラードの文学フェスティバルで、その本を朗読するベキムの写真が届きました。

背景にはおれたちの旅の映像が流れている。

ベキムにとっても、まだあの旅は続いているんだ。

TOKYO脱水機の中にいて、嬉しいニュースでした。

the HIROKI

先日の三宿GLOBEでの『バルカンへ』上映会。

the HIROKIのライブの映像がYOUTUBEにアップされました。お楽しみください！

74. 30SECONDS ／ Otoji+ray

先日、『バルカンへ』の上映会で演奏してくれたthe HIROKIの弦楽器チーム、Otoji+rayが、おれの仕事でも音楽を演奏してくれました。

90分の『バルカンへ』と打って変わり、今回は３０秒の映像です。

『バルカン』の時と同様に、彼らは映像と真剣に向かい合ってくれ、慣れない30秒の世界に挑戦してくれました。そしてもちろんゴキゲンなトラックを作ってくれた！

もともとジャムセッション仲間だった彼らに『バルカンへ』のサウンドトラックを依頼したとき、彼らはバルカンの音楽を聴き倒し、渾身の力を注いでくれました。それがこうして今回の仕事にも発展していって、ほんとに嬉しい。

『バルカンへ』の共同作業の賜物だ！

こないだは、the HIROKIのタップダンサーSAROもユニクロのCMでレコーディングをしたし、３０秒の世界の経験はthe HIROKIの音楽に世界に還元されるに違いない。

今後the HIROKIはますます見逃せないぜ！

SAROがタップを踏んだ、ユニクロのCM ↑

73. 上映会無事終了しました

先週土曜日、The Globeでの『バルカンへ』上映会＆ライブイベント『Chinema The Globe』、無事に終わりました。

生演奏と共に上映するのは、見るのもやるのも初体験でしたが、the HIROKIは映画の情感をちゃんと感じながら演奏してくれ、生演奏っていう事を忘れるほど映画に馴染んでいました。メンバーのSAROは「馴染み過ぎててお客に振り向いて貰えなくて寂しかった（笑）」っていうくらいハマってたのです。贅沢な上映でした。

the HIROKIのライブは見るたびにいい感じになっていきます。アンティークに囲まれたThe Globeの雰囲気によく似合い、まるで『ラストワルツ』（THE BANDのドキュメンタリー映画）のようでした。お客さんもthe HIROKIの世界を見入ってました。

そして、The Globeのスタッフの方は何と映画に合わせてボスニア料理まで作ってくれました。細やかな気遣いに感激！

会場に来てくれた130人のお客さん、the HIROKI、そして会場を提供してくれたThe Globeの皆さん、その他スタッフのみんな、ほんとにありがとうございました！

photo by Hamachan

72. 上映会 ＠ THE GLOBE

５月２９日（土）三宿のアンティークショップTHE GLOBE にて、「CINEMA THE GLOBE」というイベントを組んでいただき、ドキュメンタリー映画 『バルカンへ ~from Tokyo to the Morava river~』 を上映させてもらう事になりました。

この作品で音楽を担当してくれた Otoji+ray のバンド、the HIROKI が誘ってくれたのです。

GLOBEのスタッフも快く了解してくれたので、上映会を実現する事ができました。

今回はなんと、the HIROKIの演奏と共に上映します！

サウンドトラックを作曲＆レコーディングしてくれた本人たちが、生で演奏してくれるなんて、かなり贅沢でゴキゲンな上映会！光栄でございます。

サイレント映画の時代は、ミュージシャンが生で映画に合わせて演奏してたらしいけど、それを今どきやるなんて、古くて新しいぜ。　楽しみだー！

会場のGLOBEもほんとに雰囲気のいい所です。

時間のある人は是非遊びに来て下さい！

詳細はこちらのサイトを見てくださーい。 よろしくね。

もちろん、上映の後は the HIROKIのライブを楽しめます。

ウッドベース、バイオリン、パンディーロ、タップダンスの織りなすthe HIROKIの世界もお楽しみ下さい！

アルゼンチン　〜一番遠い国〜

そいえば、撮影の仕事でしばらくアルゼンチンへ行ってました。

子供のころ 「アルゼンチンは日本の裏側にある」 と聞いて、その日から学校から戻るなりスコップで裏庭を掘り始めた。もちろんアルゼンチンに行こうと思って。。。

「いい穴掘ってくれてありがとう」

数日後、アルゼンチンまでの遠さに気が付き始めたころ、母親が穴に残飯を捨て始め、計画は失敗に終わってしまったけど、あれから３０年経ってようやく辿りつけました。

成田から最寄りの町まで４８時間。。。　さすがに時差ボケきつかっ た。

向こうでは２億３０００万年前の地層の上に毎晩キャンプして、CGのような星空の下でたき火を囲んで過ごしました。

←アルゼンチンでテレビデビューしました〜