以前、友人勝野大から紹介された京都のお寺のお坊さん、松山大耕くんから映像制作の依頼を受けました。
大耕は厳しい修行を終え、現在は京都にある妙心寺退蔵院の副住職。
あの映画監督マイケルムーアに座禅を指導した事もあるそうで、まさに仏教界の若きホープ!
その大耕が新たなチャレンジに挑みます。
それが今年4月から始められた
400年前に建てられた重要文化財、退蔵院の襖絵(ふすまえ)を、無名の若いアーティストよって、新たに描くというものです。
「伝統を引き継ぎながら、それに寄りかからず、今を生きる者たちのベストのものを表現していきたい」という大耕の想いから生まれたプロジェクトです。
絵師に選ばれたのは、24才の村林由貴ちゃん。現在はお寺に住み込み、修行の日々をおくっています。三年がかりのプロジェクトで、絵を描くのはまだ先なのです。
ガッツのある若きアーティストがどういう襖絵を描いていくのか、楽しみです。
撮影中は、退蔵院に宿泊させて頂きました。大耕や住職、その他お坊さんたちと過ごす時間は楽しい時間でした。厳しい修行を終えたお坊さんたちは子供のように屈託なくパワーに満ちあふれていました。存在自体が輝いています。「みなさん、リンゴを食べる前のアダムとイブみたいですねー!」とおれは何度も連呼してました。
制作したPR映像はこちらです!