6年ぶりのベキムとの日々が終わりました。
上映会、メディアの取材、パーティー、スロベニア‥
一週間とは思えないほどの、濃い日々。
ベキムから溢れ出る様々な言葉は、粗野なのに美しい。
三船敏郎や勝新太郎のような、ぶっきらぼうなのに人を魅了する、現代の日本には消えてしまった"大物感"がベキムにはあります。
来年、映画のメインの舞台であるボスニアでの上映会を決行する約束をして、おれは帰国の途に就きました。
祖国へ
今回の旅費はフランスのアソシエーションが出してくれ、航空会社は大韓航空でした。
機内の地図には「Dokdo(竹島)」「EAST SEA」の文字。
「日本の竹島を奪って島根県の漁師さんたちまで殺しやがって、コノヤロー!」
「『日本海』を『東海』に変えやがってコノヤロー!」
「日本のお金を沢山持ち出して朝鮮半島の発展に尽くしたのに、歴史を塗り替え、反日プロパガンダばかりで、恩を仇で返しやがってコノヤロー!」
っていう気持ちはあるけど、彼らは彼らの国益のために一生懸命なので、まだ理解できる。
それよりも腹立たしいのは、それに対して何もできない我が国。
北方領土もかじり取られ、尖閣諸島も風前の灯火。
でも、それが戦後の日本の姿‥
手足を縛られ、隣人たちに蹴られ殴られ、うずくまり、もがき苦しむ我が祖国。。。
今回『国防軍を創設する』という政治家が出てくるなり、『コイツら戦争始める気だ!』という論が飛び交い始めた。
『軍事=戦争』
目眩がしてきそうなほどの短絡的な見方に、開いた口が塞がらない。
軍事には紛争を抑える一面もある。
軍を持つのが良いか悪いかを判断する前に、思考停止に陥らず、軍事が持つ色んな側面を見るべきじゃないか、と思いました。
同じく憲法9条のような
『"平和"を唱え願い続ければ、平和になるんだ』
的な主張に出会うと、おれはむしろ
『"必勝"を唱え続ければ神風が吹き、勝てるんだ!』
と無謀に戦争に突っ走った戦時中の人たちと重なって見える。
どちらも同じメンタリティーの表と裏。
日本は『言霊』の国。
唱えた言葉には霊が宿り、力を持つという思想があるので、言葉を妄信し、現実が見えなくなってしまう事があるんだなぁ。
ってな事を思いながら、帰国しました。
※おれと考え方違う方で、このブログ読んで不愉快になった方いたらごめんなさいね。思った事は正直に言った方がいいと思ったので書きました。
Travel 2012
During the summer, I had been painting everyday in France.
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When it was too hot, I painted during the nights.
In September, full power filmimg days in Turkey with Nourah.
Editing the film in the island Hvar in Autum.
December, Screening of " From Tokyo to the Morava river" in Croatia!
In this travel, I had full of creative days. Dobro!