うふあがり島
仕事で呼んで頂き、三週間ほど沖縄の南大東島へ行ってきました。
地元で「うふあがり(沖縄の言葉で “はるか東” という意味)」と呼ばれているように、大東島は沖縄本島から360km東にぽつんと浮かんでいる島。
人を拒むかのような険しい崖に囲まれていて、『絶海の孤島』。
島の地下はほとんど鍾乳洞になっていて、サトウキビ畑の真ん中にいきなり地底湖へ続く穴が開いてたりする。
100年前、無人島だったこの小さな島に東京の八丈島から開拓民が上陸し、その後沖縄の各島からも人が集まったので、大東島では琉球と日本の文化が融合している。なのでシーサーもあれば神社もある。
マンチャーナイト
今回の大東島での仕事の一つはジャムセッション仲間の大樹たちが呼ばれていた祭りを撮影をすること。
この祭り「マンチャーナイト」は、京都在住の大東島出身の女の子が企画した。
「島を出て初めて島の良さが見えた。この島と本土の架け橋になりたくてこのイベントを思いついたんです」と彼女。
滞在中、島の人たちの家族のような近所同士の人間関係を見ていて、「戻りたい場所」っていうのは、やっぱり人なんだなぁと思った。