「ショーは終わりだ‥」
とオーナーのカール。
先週、展覧会「Seeds of the wild」が予定よりも早く終了しました。
突然二階のボイラーが壊れてギャラリーが水浸しになったのです。
作品たちは無事だったけど、オフィスの中のものがびしょびしょになりました。
乾かすために床に広げられたオフィスの書類や作品たちは、ギャラリーの歴史を物語っていて、ちょっとしたインスタレーションになっていました。
全てが老朽化してるニューヨークっぽい終わり方でした。
結局絵は一枚も売れなかったけど、先につながりそうな出会いや、ニューヨークで “アーチスト” という体験をさせてもらってる事自体が、何よりの収穫でした。
友部さん
後半、ミュージシャンで詩人の友部正人さんと奥さんのゆみさんがギャラリーに遊びにきてくれました。
二人は展示されてる絵や映像をじっくりと鑑賞してくれました。
学生時代にも二人に展覧会に来て頂いた事があるので、二人はおれを見守ってくれてる親(ずっと若いから親戚かな)みたいな気が、勝手にしています。
後日ギターを持ってアッパータウンの友部さんちに遊びに行って、昼間からビールを飲んだり、セントラルパークに出かけたり、ハドソン川に夕日を見にいったり、美術館に出かけたりして、久しぶりに友部さんたちとたくさん一緒に時間を過ごす事ができました。
清志郎が旅立った日も、友部さんちにお邪魔していました。
友部さんと清志郎は同年代(友部さんが一つ年上)、二人とも同じ10代でデビューしているので、舞台は違えど同じ時代を共に過ごしている。
その友部さんと、清志郎の旅立ちの日を一緒に過ごすのは、なんか不思議な気分でした。
ブルックリンに戻ったあと、アパートの屋上でRCサクセションの歌を大声で歌った。
"The show is over"
"The show is over"
Carl, The owner of the gallery said.
The Group exhibition "Seeds of the wild" finished accidentally before we planed.
Because the boiler of the 2nd floor broke suddenly. So 1st floor the gallery suffered by bunch of water.
What a New York style how we end up!
Our art works were Ok. But the office was suffered a lot.
We spread all the staff from the office on the floor.
It showed the history of the gallery. It was nice installation as well.
Eventually I couldn't sell any of my paintings. But it's okay.
I encountered nice people. People is important when you travel.
And showing my art works in NY, itself influenced me a lot.
I discovered a lot of possibility.