6月3日にノルウェイ・オスローに到着しました。
成田から約17時間の旅。 夜10時に到着しましたが、まだ空は夕方くらいの明るさです。
空港には、オスローに住むボスニア人ベキム(34歳)が迎えに来てくれてた。
その瞬間が、ベキムと実際に会うのも、顔を見るのも、声を聞くのも、初めての瞬間だった。
それまでベキムとは今までメールでしか連絡をとり合った事がなかったのだ。
ベキムはジョージクルーニーをワイルドにしたような、情熱的で優しい男だった。
「旅に出よう」
と今年の1月に決めた。
その直後、あるドイツに住む女性がメールで彼を紹介してきたのだ。
「私の友人があなたを必要としている」
その後、その友人 ベキムから詳しい話をメールで受け取った。
ベキムは13年前に内戦から逃れてノルウェーに来た。 現在は本を書く作家として活躍するかたわらオスローの大学で故郷のバルカン文学を教えている。 そしてこの6月から故郷バルカン半島を横断する旅を計画していて、そのドキュメンタリーを撮影してくれる人を探しているという。
「その話、のった!」
オレはすぐに返事を書いた。もともと、オレは自分の旅のドキュメンタリーを撮影していくつもりだったのだ。
この旅はベキムのルーツ探しの旅であり、「冒険」そのものに挑戦する事でもある。
オレはバルカン半島の場所さえ知らなかったけど、興奮していた。
「よくオレを信じてここまで来てくれたね」
到着後、ダウンタウンの外れにあるベキムのアパートで、さっそくささやかなパーティーになった。
3LDKの古くて骨董品のようなアパート。 東京のオレのアパートとは全く違う。
「オレが逆の立場だったら、何も知らない奴のところへ飛び込んでいくなんて少し恐いね」とベキム。
「そうかい?全くそんな事は思わなかったぜ。 メールを読んだ瞬間に『こいつは面白くなるぞ!』って直感で感じたんだ」 とオレ。
ここにはもう一人、一緒に旅をする若者のミュージシャン、ペーター(24歳)も住んでいる。
もの静かで優しい奴だ。
オレたちはビールを飲みながら踊ったり、JAM SESSIONをして夜を過ごした。
それからベキムは興奮気味に旅のプランを語ってくれた。
オレも興奮して撮影の話をした。
ほんとに一瞬で数年来の仲間のように感じた。
始まりは、旅の行き先さえ決めてなかったオレに偶然ふりかかってきたハプニングだった。
でもこうして半年後に3人でノルウェーにいるなんて、不思議な気持ちになる。
ボスニア人の作家・ベキム、ノルウェー人のミュージシャン・ペーター、そして日本人の
ディレクター・オレ、奇妙なチーム。
3人を集めたのは、みんなに共通する「旅」への想いなんだ。
成田から数えると長い一日だった。
まるで住み慣れた部屋で寝るように、よく眠れた。
Last Saturday,I arrived to Oslo,Norway.
Bekim came to pick me up to the air port.
It was the first moment that i met him.
Until this moment, we just kept contact with him by e-mail.
One german girl introduce me to him last January.
Bekim is going to travel in Balkans-Croatia,Bosnia,Serbia and so on to serch his identity.
He was escape from Croatia 13years ago.
Now he is a writer in Norway.
Anyway immediatley i had intersting about this project.
That's how now we are here in Oslo together.
"Welcome to Norway"
We had small paty at his apartment.
Bekim said "I thought you are crazy. Because if it's me, I would have been afraid to meet someone who never know before"
I said "It was intuition"
His apartment is quite big,much bigger than my last apartment in Tokyo.
Here is another room mate. Nowegian musician Petter.
He's also going to travel with us. Borth of them are very gently and kindly.
Bekim is Bosnian writer. Petter is Nowegian musician. and I am Japanese director..
It's little bit strange team.