フランスに初上陸しました。
パリに向かう電車の中には、白人よりもアフリカ・アラブ系の人が多い。
滞在するゲストハウスに行くと、日本の若い旅人たちから「世界一周の旅してるんですか?」と聞かれました。まだ旅に出て出て数日なのに、そういう風貌に見えるそうです。
ルーブル美術館では人の多さにウンザリしたので、こじんまりとしたブランクーシのアトリエを訪ねました。
ブランクーシはおれが学生時代に影響を受けた彫刻家。
ロダンの助手をしていたけれど、「大樹の下に大きな木は育たない」と、ロダンのもとを離れ、独自の彫刻を創りだした人。
日本ではほとんど作品が見れないけど、パリでは沢山作品を見る事ができます。
「これに署名して」
街なかで女の子たちが寄ってきました。
「訳の分からないものには署名しないぜ」と断っていたら、彼女たちの顔が浅黒く、ジプシーだと気づいた。
ハッとしてズボンに目をやると、やっぱり、どさくさに紛れて一人のジプシーの男の子がそっとおれのポケットに手を伸ばしていました。
その手を掴んで「DON'T TOUCH !」と叫んで男の子を睨め付けた。男の子は一瞬怯んでいたけど、周りの女の子たちはケタケタ笑っていました。
これが世界の常識。自分の安全は守っていくもの、勝ち取っていくもの。
モンマルトルの近くの楽器屋で素敵な音色の楽器と出会い、一目惚れして衝動買いしてしまいました。 ポルトガルギターという楽器だそうです。まだ旅は続くのに早速荷物が増えてしまった‥(‥;)でもこれからこの楽器で気持ちいい時間が過ごせるなら構わないぜ!
神宮前2丁目時代の妹分がパリジェンヌになっていたので街を案内してもらったりして、楽しい時間を過ごさせてもらいました。三日間の滞在の後、いよいよブルターニュへ向かいます!