展覧会「Seeds of the Wild」が始まっています。
初日、オープニングパーティーが始まる時間にはすでお客さんがたくさん入っていて、作品やアーチストたちとの交流を楽しんでいました。
恐る恐る自分のコーナーを覗いてみると、いた!おれの絵をじっくり鑑賞している人たちが!
それだけで嬉しくて、絵を観てくれてる人たちの写真を撮りまくりました。
「この絵はどうやって描いたの?」
と熱心に質問してくる人や、
「この絵を買いたいんだけど、幾らで売ってるの?」
と聞いてくる人たちまでいました。(高い値段をつけてたので、買う人はいなかったけど‥)
翌日も、若者から老夫婦まで色んな人がポツポツと気軽にギャラリーに立ち寄り、街にアートが根付いてるのを感じます。
しかも偶然立ち寄ったお客さんが、おれの事を自分のブログに書いてくれていた!しかも褒めちぎってくれてる!
作品を発表させてもらった上に評価までしてもらい、ニューヨークでは何だか贅沢な気持ちにさせてもらってます。
一緒に出展しているアーティストたち
10年目にたどり着いた街
ニューヨークの夜は、毎晩色んなことが起こり、とくに表現する人たちとの出会いが多く、新鮮な気持ちが絶えません。
こないだは、帰りにブルックリンの小さなギャラリーのクロージングパーティーに寄り道をしました。
ミュージシャンたちはヒットチャートには縁がなさそうだけど、みんな「自分の音」を出していました。
最後に出てきた、ひたすらノイズを出すギタリストは、 SONIC YOUTHのギタリストでした。
色んな人たちが色んな表現をしている事が当たり前で、こっちきてずっと、アートに溢れてるような時間が流れています。
10年前、初めて旅に出たとき、最終目的地はニューヨークでした。
漠然と「ニューヨークは世界のアートの中心地」みたいなイメージがあったから憧れていたんだけど、そのときは今回のような出会いに出会えなかったし、冷たいコンクリートジャングルにしか見えなかった。そりゃそうだ、当時は心から表現したいものが分からなかったし、今思えばこの街に出会う準備がまだできてなかったんだ。
その時は、ニューヨークにたどり着くまでの1年間のより道(インド、ネパール、チベット、カナダ)の方が重要で、その体験が今の表現への力になってるから、それはそれで大切な旅だったんだけど、今回やっと、ニューヨークが「中心地」である意味を実感し始めています。
ニューヨークはアートとアーティストがちゃんと存在できる街。(そもそもアメリカには“アーティスト・ビザ”っていうものが存在する時点で、表現者に対するリスペクトが国レベルで違うと改めて思った)
もちろん、表現しなければならない必然がある人は、どこにいようと表現していくに違いないから、いる場所で何かが左右される訳ではないけど、とにかくここニューヨークの環境には新しい衝撃が波のように押し寄せて心地よい。
10年前に目指した街に、今やっとたどり着けた気分です。
City of Art
The group exhibition " Seeds of the Wild " has been going on since 4th April.
We had many guests at the opening party
The people were enjoying to watch the arts and to have conversation with the artists.
I checked my place and found out the people who was watching my works as well!
It made me happy very much!
Then they asked me " How did you paint those paintings? "
" How much is your paintings? "
Wao~ It never happened in Japan.
And some young guy who visited the gallery by accidentally, He described about me on his blog.I can't believe it.
Here in NYC, people are really like to enjoy arts.
10 years after
10 years ago, I started my first travel. That time, my final destination was here New york.
Because I had an image of NYC as "the capital of art in the world".
But in that time, I had not encountered with people like this time. I was not ready to get this town.
But this time, I'm having wonderful moments.
Day by day, NYC attracts me more and more.
Here, arts and artists can exist normally.
10 years passed, finally I could reach to this town.